2005年12月のプチ日記

12月31日(土曜) 深夜

 大晦日ですが、何をするでもなく一人で焼酎飲みながら過ごしております。

 思えば今年一年、日記に書いたこと、書かなかったことを含めて色々ありましたけれども。せっかくなので印象に残っていることを中心に、今年一年をふり返ってみようと思います。 (リンクは新しいウインドウが開きます)
 


 …いやあ、しょぼい一年ですねえ。

 まあ小生などは、こうして細々ながら無事に年越しできるだけでも良しとしなくてはといけません。

−−−

 それでは一年間、つまらない日記につきあっていただいてありがとうございました。2006年度もよろしくお願いいたします。

 こちらからは何のお礼もできませんが、1月3日までにメールにて年賀状など送っていただければ、 小生のヘボヘボ年賀イラスト付きメールを全員の方に返信させていただきます(画像添付する都合上、サイズが90KBくらいになりますがご了承ください)。

 

2月30日(金曜) 深夜

 体感ゲームが人気を博している。

 テレビ画面をコントローラで操作するだけでなく、たとえばハンドルを模した筐体で運転したり、剣を模したスティックを振り回したりするやつである。こうすることによって一層、現実感のあるゲームを楽しめるわけだ。

 ならば、プレステ2版「皿洗い」という体感ゲームはどうだろう。

 ゲームにはソフトのほかに、「流し台」や「皿」、「洗剤」、「油汚れ」といったキットが付属してくる。これらをセッティングしたうえで、汚れた皿をどれだけ短時間でキレイにできるかを競い合うのだ。

 がんこな油汚れ、限られた量の洗剤、迫り来るタイムリミット……。お湯の温度にも注意しないと、手をヤケドしてゲームオーバーになってしまう。手に汗握る、激しくもスリリングなアクションゲームと言えるだろう。ああ、こんなゲームがあればやってみたい!!

 …でもその前に、洗い場に山積している「本物の洗い物」をなんとかしなくては。

 車の運転もテニスも洗い物も、ゲームなら頑張れそうなんですけどねえ。実際にとなると面倒で面倒で。

 ついでに、日記を書くのが面倒なときのために、「日記書き」というゲームも発売してほしい。実際に書くのとどう違うのか分からないけど。

 

12月29日(木曜) 夜

 一児の母である同僚Iさんは、子どもへのクリスマスプレゼントを何にするかで毎年悩んでいるという。

 で、今年はも何にするか迷ったすえ、子ども本人に訊ねてみたんだと

 「ねえ、今年はサンタさんに何をお願いするの?」

 すると、小学3年生になる男の子いわく、「お金がほしい」。

 たしかにお金さえあれば、ゲームでも何でも買うことができる。しかし、ここで安易にお金を渡してしまっては、教育上よろしくない。

 そこでIさんは一計を案じ、クリスマスイブの深夜、子どもの枕元にヨーロッパ通貨の「ユーロ」を置いた。サンタさんは外国人であるから、外国の通貨でお金をくれるのは当然だというわけである。

 そして、ワケが分からず混乱するばかりの子どもに、Iさんは優しく説明したのだった。

 「これは全部で30ユーロだけど、為替レートによって値打ちが変わってくるのよ」
 「ユーロが高くなったときに手放すほうが儲かるのよ」

 投機の勉強も兼ねられて一石二鳥、と言いたいところだが、小学3年生の子どもにどれだけ理解できていることだろう。

 ちなみに当の男の子、今回のプレゼントには懲りたようで、「来年は『日本のお金をください』って紙に書いておく!」と言っているらしい。

 来年度、Iさんがどんな手を用いてこの要望をかわすのか楽しみである。

 

12月27日(火曜) 深夜

 本日の愉快なスパムメール。

某国立大医学部ニ年の秋山都子と申します。
あなたにお願いがあってメールしました。私は今、
「精嚢分泌液に内服されるセリンプロテアーゼ(主にPSA[Prostate-specific antigen])
の空気接触に伴う状態変化について」
という課題についてレポートを書かされているのですが、
書物だけで調べてもなかなか進めることができないでいます。
私はこれまで20年間男性経験が一度も無かったため、
精嚢分泌液、つまり精液に関する実地的な知識に乏しいのです。
(地元の高校に居る間は父が厳しく、男性と交際する機会がありませんでした)

それに伴いまして是非一度、成人男性の本物の精液を採取し、
この目で確かめた上でレポートの参考にしたいのです。
もしも差し障り無ければ、あなたの精液を採取させてもらえないでしょうか。
決して肉欲的な意味でのお願いではありませんので
採取方法は主に手や口を使うのみとさせて頂きますがご了承くださいませ。
(とはいえあなたが私に対して女性的な魅力を感じて頂けなかった場合、
採取行為が不快に感じられてしまう恐れもございますので、
ご希望に応じて予め私の顔写真などを送付させて頂くことは可能です。
ちなみに私の身長は157cm、体重は44kgです)

場所はどこかホテルの一室を取ろうと考えております。
交通費、ホテル代、お礼としてのお食事代程度しかこちらでは負担できませんが、
(何分学生の身分なので申し訳ありません)
ご都合を付けて頂けないでしょうか。
お返事を頂ければ、今後のスケジュールなどを追ってご連絡差し上げます。
それではどうかご検討くださいませ。

秋山都子

 いやー、たまにこういうのが来るから、スパムメールフィルタを厳しくする気が失せますねえ。

 ぼくは医学の勉強をしたわけじゃないから、詳しいことは分からないけれども。

 調べてみたら、セリンプロテアーゼという物質は精液中に含まれるタンパク質分解酵素の一種で、体外に放出された精液を時間の経過とともにサラサラにする働きを担っているようである。

 たしかに精液は、放出されてから数分経つとゲル状からサラサラの液状へと変化する。当初はネバネバ状態で子宮頸部に取りつき、その後サラサラ状態に変化することによって子宮頸管へと進入しやすくなるのだと考えられている。妊娠率を高くするための遺伝子の知恵なのだろう。

 しかし上のスパムメールは、「精嚢分泌液に内服されるセリンプロテアーゼの空気接触に伴う状態変化」について。内服というのは薬を飲むことであるから、冒頭からたいそうアバンギャルドな文面である。こんなことを書く医学生などいないだろうから、初っ端から信憑性がなくなってしまう(そもそも医学部の二年でこんな細かいテーマのレポートなど書かないような気もするが)。

 そのあと一足飛びに「本物の精液を確認したい」となるのも唐突だが、これはさておいても、採取方法が「手や口を使うのみ」というのがまた。そういや10年ほど前に、不妊治療なんかで精液を検査するとき、尿道に管を突っ込んで採取すると書いてある文面を読んでビックリしたことがあったが(そんなことしなくても普通に出せばいいだろうと)、数年前に読んだ本ではヌード写真による自慰で放出する段取りになっているとあったので、医学も進歩したものだと安心したことがある。

 手や口で採取したら、精液に唾液など余計なものが混じるからダメではないのか。

 おまけに「予め顔写真などを送付」するに至っては、ああ所詮スパムなのかとガッカリを禁じえない。どうせなら、もっと本格的に信じられるような、ビシッとしたスパムを書いてくれたら楽しいのに。

 そこで今回は、ぼくなりに、もう少し信じてもらえそうなスパムを考えてみました。

株式会社ガイガー製薬・開発部の秋山都子と申します。

この度はお願いがあってメールさせていただきました。

弊社では以前より男性不妊治療薬の研究に取り組んでおり、
とくに精液の液化異常に由来する不妊症の治療薬として、
セリンプロテアーゼ(主にPSA[Prostate-specific antigen])
に作用する新薬の開発をすすめております。

現在は治験段階に至り、厚生省に提出するデータを集めている状況ですが、
ターゲットが「不妊」という、生物学的機序と心理的機序が複合した
センシティブな症状であるため、通常の二重盲検法では効果判定に
限界があるという結論に達しました。

Robin Baker(1996) の報告にもあるとおり、精液中の酵素配合率は、
射精時の状況や文脈にによって大きく変動いたします。
つまり、従来より行われている、実験室でのマスターベーションによる
精液採取では、弊社の厳しい治験条件を満たすことができないのです。

したがって、不妊に悩んでおられるご夫婦や、健康なご夫婦に協力を仰ぐ形で
データ収集を急いでいるのですが、必要なサンプル数に遠くおよばないのが現状です。

そこで今回は、インターネットを用いた無作為抽出を行い、あなた様に
治験へのご協力をお願いしたという次第です。

具体的にはまず、弊社の女性スタッフ(年齢22歳〜35歳)と性交渉を持っていただきます。
そのうえで、女性の体内に射精された精液を採取します。
一週間後、新薬を服用した状態にて同様の検査を実施します。
謝礼は一律100,000円(交通費別)です。

ぶしつけなお願いですが、不妊に悩む方々の幸福と社会の充実のためには、
皆さまの善意によるご協力が必要不可欠です。

関心を持たれた方は是非、開発部・秋山までご連絡ください。

株式会社ガイガー製薬・開発部 秋山都子
 

 スパムメールにもっとロマンを!!

 

12月26日(月曜) 深夜

 年末も近づいてきたので、職場で大掃除をやることになった。

 で、どういう手順で掃除をすすめたらいいか皆で話し合ったのだが、段取りがややこしくて今ひとつよく分からない。そこで同僚に何度か訊きなおしていたら、ある瞬間に「大掃除の全貌」がすべて理解できた。ああなるほど、そういうことでしたか!! 

 嬉しさのあまり「分かりました! ピンと来ました!!」と騒ぐぼくに対して、周囲の面々は失笑しながら口々に。

 「ようやくピンと来たんですか」
 「分かってなかったの、名倉さんだけだと思いますよ」

 自分としては急激に理解が進んだので「ピンと来た」と口にしたわけだが、周囲にとってはこれ、ワンテンポ遅れて急に理解しただけのことであって。「ピンと来る」とはそもそも、周囲に先駆けて直感的に物事を察したときのことを指すのであって。

 「よくやくピンと来たんですか」

 こりゃあ失笑されても仕方ないなァ、一本取られましたなァ、…とニヤニヤ卑屈な笑いを浮かべつつ掃除に励んだ一日でありました。

−−−

 会社帰り、うさばらしに近所の金物屋で網を買った。ししとうやシイタケを焼こうと思い立ったのだ。

 「料理長もびっくり」などと書かれていて、こちらこそびっくりだが、それはさておき。

 この網を手にしてレジに行ったら、店主(初老のおばあちゃん)いわく、

 「この網はいいよー。石綿が付いてるから火が柔らかくなるの」

 石綿ですか!?

 びっくりして材料表を確かめたら、セラミック・フッ素樹脂と書かれていてホッと胸をなでおろした次第。

 アスベストのことなんて露知らない人たちも世の中にはいるんだなあ、と他人事ながら。

 

12月25日(日曜) 夜

 本日のありがたいお言葉です。近所の寺にて。

 産業廃棄物、人を蔑む気持ち、異常性欲、エイズウイルス、虚栄心、使用済みコンドーム、つかなくなった蛍光灯、エロチラシ、納豆のタレの空き袋、尾崎豊のテープ、痰、フケ、落ちたチン毛……。

 ああ勿体ない。MOTTAINAI。皆さまもどうか大切に!

 メリークリスマス!!

 

12月24日(土曜) 夜

 悲喜こもごものクリスマス・イブですか。

 イブの日って、日記を更新するのも恥ずかしいし、更新しないのも恥ずかしいしで、どうしようもない感じがありますねえ。一体どうしろというんだ!? と発狂寸前の御仁も多いのではないか。

 しかし、こういうときこそ「折衷」が大切だ。今回は、更新するしないの間をとることにしたい。

−−−

 少し前に見かけた飲食店です。

 「軽食ひげ」という名称もなんだかおかしいが、それよりも気になるのは、店の出入り口にある物体である。

 下の写真をご覧いただきたい。 

 …なんですかこれは!? 自販機はまだ分かるが、そ

 

 

 

12月23日(金曜) 夜

 一日ずっとヒマだったので、TSUTAYAでスターウォーズとか借りてきて。ホントなーんにも考えずに観れますねえ。

 ところで、人気の出た映画はシリーズ化されることが多い。スターウォーズしかり、猿の惑星しかり。

 しかしその一方で、せっかくヒットしたのにちっとも続編が登場しない作品もある。こんなことでいいのだろうか。興行的に成功した作品については、半ば自動的に続編を製作するくらいでないと、昨今の映画業界を生き抜いていけないのではあるまいか。

 そこで、いくつかの試案を考えてみた。(ネタバレありますのでご注意ください)

 

『ダンサー・イン・ザ・ダーク2』
視力を失いながらも、息子の病気のために命をささげた主人公セルマ。前作では結局、そのために絞首刑になってしまったが、実はセルマは死亡していなかった! 首の筋肉が強かったおかげで一命をとりとめたのだ。法律上、死刑を一度以上行うことはできないとの理由で釈放されたセルマは、自分を陥れた悪人たちに復讐するべく、めくらの殺戮マシーンとして活動しはじめたのだった…。

『タイタニック2』
前作では完全に海底へと沈んだかに見えたタイタニック号。しかし実は沈没していなかった! 奇跡的に再び海に浮かんだタイタニック号は、割れた船体に鞭打って、ふたたび航海へと旅立つことになる。しかしまたもや嵐に襲われて…。今度こそ大ピンチのタイタニック号! 搭乗人員の大幅減少というハンディをもろともしない大スペクタクルに乞うご期待!!

『半落ち2』
アルツハイマー病に苦しむ妻を殺したとして自首した元刑事・梶聡一郎。前作では犯行から自首するまでの「空白の3日間」に捜査の焦点が当てられたが、おかげさまで事件は無事に解決し、主人公の梶は懲役刑に服すことになった。そして刑期を終えて出所した梶であったが、数年後、今度は末期ガンに苦しむ従兄弟を殺したと言って自首してきた。今度も犯行から自首まで「空白の3日間」が存在し…。「また空白かよ」と呆れ顔の担当取調官は一見の価値アリ!!

 どれも本当に作ってほしい。そうすることによって、第一作の本当の価値が見えてくる気がしますから。

 

12月22日(木曜) 深夜

 車軸藻(シャジクモ)という学名の藻があるらしい。

 すごい名前だ。

 形状が「車軸」に似ていることに由来しているものと思われるが、なにしろ「車軸」である。こんなしょうもない名称をわざわざ学名に採用しなくてもいいのに、と感じてしまうのはぼくだけだろうか。

 これと同じような驚きを抱いた名前としては、「かみのけ座」がある。初めて知ったのは小学生の頃だったけれど、幼心なりに「どうしてこんな名前なのよ?」と混乱したのを覚えている。こんなもん、わざわざ星座の名称として採用するほどのものなのかト。

 さっきネットで調べてみたら、かみのけ座には「エジプト王妃ベレニケの毛髪にちなんで云々〜」という由来がちゃんとあるようだが、それにしたって、「かみのけ座」という名前の持つ逆インパクトに変わりはない。

 そもそも星の集りなんて、どれもこれも髪の毛に見えてしまうじゃないか。…あ、いや、車軸にも見えるぞ!!

 そこで本日は、いささかベタではありますが、自分流の星座をいくつか考案してみました。星空を見つめながら。

車軸座
 
つえ座
 
男根座
 
釣りざお座
 

 ぼくのような者は、誕生日の星座も「車軸座」でじゅうぶんな気がしてきましたわ。星空に燦然ときらめく車軸。

 

12月21日(水曜) 深夜

 昨日の日記で紹介したフリース作務衣について、読者の方からご指摘を受けた。

 「作務衣って僧が修行のときに着るものなのに、快適にしてどうするよ!」

 念のために広辞苑を引いてみると…

【作務衣】 さむえ
 僧が作務のときに着る衣服。

【作務】 さむ
 禅寺で禅僧が行う農作業・掃除などの労働一般。仏道修行として重視される。

 確かにその通りである。

 宗教の修行というのは本来、自分自身を厳しく律して悟りを開くのが目的のはずだ。己を束縛している現世の煩悩から解脱し、自由の境地に達することによって、生きづらい世の中をより自然に、より自分らしく生きていく術を会得できるわけである。

 だからこそ、座禅や滝修行といった苦行がすすんで行われるし、なかにはさらに壮絶な肉体的苦痛を与える宗派もあるらしい(苦痛による脳内麻薬物質の分泌でトランス状態になってるだけのような気もいたしますが)。ダルマさんとして知られる達磨和尚に至っては、厳しい修行のあまり両手両足がもげてしまったほどである。

 なのに、フリース作務衣はなんだ。こんな快適なものを着て悟りが開けるなら苦労はない。それとも現在では、「ダウンジャケット作務衣」や「カシミヤ裏地付き作務衣」なんかが主流になっているんだろうか。

 今後はますます、快適修行のニーズが高まるのかもしれませんな。

  個人的には、座禅ソープの登場を知った達磨和尚が地団駄さえ踏めず転がりまわる姿こそ、見てみたいものでありますが。

 

12月20日(火曜) 夜

 ますます寒い昨今でありますが。

 本日の Warm Biz です。

  Warm Biz 暖かい フリース作務衣。

 なぜフリースで作務衣なんでしょうか。いやむしろ、なぜ作務衣でビジネスなのか分かりません。というかこれは、単なる「ちゃんちゃんこ」だろう。

 カーディガン程度ならまだしも、こんな妙なモン着て仕事してたら、それこそ社内査定に響くこと必至である。

 この調子だといつか、

 いろんな仲間たちが登場しそうな勢いですな。…こんなモン着て仕事できるか! ボーナス Cool Biz になっちゃうぜ!!

 そもそも作務衣って、響きが寒そうなのもどうかと思いますけどねえ。

 

12月19日(月曜) 夜

 忘年会で飲みすぎて、二日間ずっと寝込んでました。

 飲み会の後半はまったく記憶が消失しているのだが、ぼんやりと憶えているのは居酒屋でのハプニング。

 すっかり酔っ払って上機嫌になったぼくが、隣の部屋にいた学生サークルっぽい団体客の肩をチョンチョンとして逃げた(らしい)。で、しばらくしたら、その団体客の中の一人が、ものすごい形相でぼくらにからんできたのだった。

 「おい、おまえら! なんのつもりやねん!?」
 「ウチのもんの肩、チョンチョンして逃げたやろっ!!」

 たしかに、余計なちょっかいを出したぼくも悪いけれど、鬼のような形相で「チョンチョンして逃げたやろっ!!」と言われても。

 面倒なことになるのは御免なので、小生、ただただ平謝りしましたけれど。

 「肩チョンチョンしたの、ぼくです! ホンマすいません!!」

 目には目をというなら、ぼくの肩をチョンチョンしてくださっても構わなかったんですが、余計にややこしいことになりそうなので言わずにおきました。

 酒は心底、人間を莫迦にいたしますな。

−−−

 …てなハプニングがあった後も、同僚相手に猛烈な勢いで喋っていた記憶がある。

 何を喋っていたのか、恐くて誰にも聞けませんわ。

 人の悪口とか言ってた気がするけど、悪口ってそのまま自分の評価を下げるだけなんだよなァー。

 

12月16日(木曜) 深夜

 本当にどうってことのない揚げ足取りなんですが。

 本日のポスターです。

 「飼い主さんを探しています」というよくある掲示。で、その下に犬の特徴が書かれておるわけですが。

 男の子で「虚勢はしていない」んだそうです。自分に正直な、無理をしない犬なんでしょうか。決して強がらず、いつも弱々しい犬なんでしょうか。

 …こうやって、ただのちょっとした誤変換にケチをつけることで、ぼくの生活は成り立ってます。

 ベイビー、かわいそうなのは俺のほうだぜ。

 

12月15日(木曜) 夜

 電車で通り過ぎたので写真を撮れなかったのだが、立体駐車場にこんな注意書きが掲示されていた。

 「必ずバックにてお入れくださいませ」

 「バックで入れてください」という大胆な駐車場掲示は、アラーキーや赤瀬川原平など何人もの写真家が撮っているけれど、今回のは妙に丁寧で笑ってしまった。高級ソープなんかだとこんな上品な物言いになるんだろうか。

 「お客さま、必ずバックにてお入れくださいませ」
 「必ず口にてお出しくださいませ」

 やってることはセックスという最も近しく卑猥な行為なのに、この他人さ加減がたまらない。

 「〜にて」口調で言えば、どんな俗っぽいことも、上品でやんごとなき感じになりますことよ。

 ヤミ金融の取立てなんかも、「腎臓にてご返却くださいませ」とお願いすれば、相当やんごとないですね。余計に恐いか。

−−−

 さて本日、Go smoking に書いている連載コラムが更新されてます。

 今回のタイトルは「もらいタバコのバーニング慕情」。 自分でもよく分からない題名ですが、もらいタバコを滞りなく実行するための秘訣について書いております。もらいタバコって、ほんとうにいいものですね。

 よければご覧くださると嬉しいです。

 

12月14日(水曜) 深夜

 タバコを切らしたので、近所の自販機まで足を運んだ。

 百円玉を入れたところ、そのまま返却口に落ちてきた。

 もう一度ためしてもダメだった。

 仕方ないので財布から別の百円玉を取り出して入れた。が、またもやそのまま返ってきた。

 もう一度ためしてもダメだった。

 ぼくの後ろに一人が並んだ。

 少々あせりながら、今度は五百円玉を取り出して入れた。そのまま返却されてきた。旧五百円玉は使えませんと書かれているので当然だった。

 すがる思いで、最初に入れた百円玉をゆっくり入れてみた。案の定ダメだった。

 ぼくの後ろに、さらにもう一人が並んだ。

 財布の中身を確かめてみたら、万札が2枚、五千円札が1枚、五百円玉が1枚、百円玉が2枚、十円玉が8枚入っていた。だが小銭はダメだし、万札&五千円札は自販機では使えなかった。

 後ろの客が明らかにイライラし始めていた。

 ダメもとで、手持ちの百円玉をもう一度いれてみた。やっぱりそのまま返ってきた。

 二万円以上持ってるのにタバコひとつ買えないまま、自販機を後にした。

 隣の家にはクリスマスの電飾がキラキラ光っていた。停電になればいいのにと思いました。

−−−

 気を取り直して。

 日参しているサイトであるポクポクライフの「マヨネーズピクチャー」コーナーに、ぼくの投稿した写真を掲載していただきました。マヨネーズを何かに塗るという投稿企画で、マヨ好きを自負する身としては迷わず投稿した次第でありまして。

 写真が楽しいのはもちろん、コメントがまた秀逸です。とりわけ、三国志の劉備と張飛にマヨネーズを塗った画像は最高の一言に尽きます。

 …こういう企画にぼくなどがリンクを張ると、「コイツにおもしろいとかって言われると興醒めするんだよなァー」と思われそうで気が引けるんですが、嫌がらせではないのでどうかひとつ。

 よければご覧になってください。

 

12月13日(火曜) 深夜

 本格的に寒くなってきたので、電気ストープのお世話になっている。

 しかし強迫的なところがあるのか、家を出た後に「ウチの電気ストープ消しただろうか?」と気になって、どうしようもなくなることがよくある。そんなに気になるんだったら、もう一度帰宅して確かめればいいようなものだが、平日は仕事に遅刻するのでそうも言っていられない。

 で、会社に着いてからも不安なので、同僚にこぼしてみる。「実は電気ストーブを消したかどうか不安でねえ…」。すると決まって一笑に付される。「アハハ心配しすぎだよ。バカだねえ」。悔しいので事実を述べて反論する。「でも今までに4回、実際つけっぱなしだった日があるんですよ!」。そして「そりゃ本物のバカだね」と指摘されて一件落着する。

 それでも心配なことには変わりないので、自分なりにいろいろ対処方法を考えてきた。

 たとえば、家を出るときにブレーカーを落としてしまう。電気代の節約にもなるので名案と思えたが、冷蔵庫が水浸しになってしまうという弱点があるのでやめてしまった。おまけにビデオデッキやらオーディオやらまで毎日リセットされてしまう。

 自宅の電話に通話してみるという案も実行した。ちゃんと電話がかかれば、電話機は燃えていないということだから安心という寸法である。が、去年から据え置き電話を廃止したのでこの方法は使えないし、このためだけに電話を再契約するのもしゃくにさわる。

 家を出るときに電気ストーブをデジカメ撮影する方法も試してみた。が、実際にやるとめちゃくちゃ面倒くさいし、通勤電車の中で画面を確認するのもかなり恥ずかしい。これもあまりに莫迦らしいのでやめてしまった。

 そして行き着いたのは、「つけっぱなしになっててもいいや」と開き直る方法である。電気ストーブなら火事になる可能性は低いし、もし火事になったところで、火災報知器が作動するだろうから延焼はまぬがれる。そもそも我が家には、燃えたら困るようなモノなどあまりない。せいぜい布団とパソコンくらいのものだ。

 …というわけで現在、会社帰りの家路たびに、「燃えててもいいや」とあきらめの気持ちで。

−−−

 こういう確認強迫は、職場を出るときにカギをかけたかどうかにも現れる。

 自宅だけでなく職場まで心配するなんて、なんだか愛社精神あふれるようだけど。実はそうはもなく、自分が施錠担当でなければ、会社に泥棒が入ろうがどうなろうが、どうだって構わないんである。ただ単に、自分に責任がおよぶと困るってだけの話。

 けっきょく自分さえよければいいのは、いろんな神経症に共通しているかもしれません。

 

12月12日(月曜) 深夜

 寺のよさがいまだに分からない。

 子どもの頃、休日のたびに親と一緒に寺めぐりをさせられた。「どうや、きれいな寺やろ」

 しかし、いくら見たって古ぼけた木造建築、こんなの楽しいわけがない。寺なんか早く見終って、デパートのレストランで食事をしたり、屋上で遊んだりしたいとばかり考えていたものだった。

 その一方で、大人になったら寺のよさが分かるようになるんだと思っていた。休日のたびに寺に行きたくなるのは、大人の証だと信じて疑わなかった。

 そしてぼくも三十路を過ぎ、立派な大人とは言えないけれど、年齢だけはすっかり大人になった。…が、どうだろう。寺に行っても、相変わらずちっとも楽しくない。

 みうらじゅんが寺や仏像に心酔しているのを見聞きしても、どうも心が動かない。寺に行ったところで、やっていることいえば、妙な土産が売られてないかとか、おかしな観光客がいないかとか、バチ当たりなことばかり。

 それどころか、寺に足を踏み入れた瞬間から、心のどこかで「早く帰りたいなァ」と思っている始末。いったいこれ、どういうことなのか。40歳になったら寺が楽しく感じられるようになるというのか。

 …こういう、いつまでたっても大人になりきれないような感覚って、実は他にもたくさんあることに気づく。

 もしも将来、結婚して子どもとかできて、子どもから「寺に行きたい」などと言われたらどうしたらいいんだろう。とっさに「寺はいいから一緒にポテトチップを食おう」なんて言ってしまうのか。

 きっとぼくは、老人になっても消防車を見ると嬉しいのだ。絶望的な気分になってくる。

 

12月11日(日曜) 深夜

 iPod を持っている人が周りに多くなってきた。小さくてかっこいい。

 思えば iMacに始まり、iBook、iTunes、映画『アイ・ロボット』に至るまで、現在も「i」花盛りだ。当時はすぐに廃れる流行かと思っていたけれど、「i」は今や、「なんとなく新しい感じを醸し出す名称」としてすっかり定着した感がある。

 従来の「アイ」を「i」に改名すれば、たいていのものがなんとなく新しい感じになるんではないか。

 哀川翔が i川翔に改名したところで、いまひとつ驚きがなさそうでアレなんですが。

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 あんまり関係ないが、SF映画に出てくる「未来のファッション」はたいてい銀色のスーツである。

 でも、人々のファッションが銀色のスーツ一色になる時代なんて、きっと来ないと思う。

 100年後に作られるSF映画も、未来人のファッションは銀色のスーツなんじゃなかろうか。

 

12月10日(土曜) 夜

 太いウンコが出ました。

 今後、太いウンコが出た日は日記に書くことにしよう。

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 ところで、いよいよ忘年会シーズンでありますが。

 松下電器に勤めている友人の話によると、少し前に松下製ファンヒーターが死亡事故を起こしたせいで、社員全員に「忘年会禁止令」が出されているらしい。

 表向きの理由は「重大な事故を起こしたのだから宴会なんてもってのほか」だから。しかし会社側の本心は、「社員が宴会してるのを世間の人々に見られてイメージダウンするのが恐い」ということと推察される。

 やっかいな事件が起きた今年度こそ、社員たちにとってはさっさと「忘年」」して気持ちを新たにしたいところだろうが、会社からの命令とあれば仕方がない。大企業もいろいろ大変だなあと思うばかりである。

 ただ、件の友人によれば、忘年会をやらない代わりに、社員みんなで飲みにいくことに決まったらしい。上層部から「松下電器の名前はぜったい出すなよ」と釘を刺されてはいるものの、個人の名前で予約して飲みにいくぶんには全く問題ないんだとか。

 年末シーズン、居酒屋で個人名の団体客を見かけるたびに、どれもこれも松下の社員に思えてきそうです。

 ま、もしそうであっても、「忘年会」ではなく「年末に飲んでいるだけ」だろうから大いに結構なんですが。どうぞ存分に羽目を外してくださいませ。

−−−

 松下のファンヒーター事件は現在、テレビCMにも大きな影響をあたえている。

 既にご存知のかたも多いだろうが、全ての松下製品のテレビCMが「謝罪のCM」に置き換えられているのだ。まあ、企業のやることだから、「今のCMを流し続けるよりも、謝罪のCMを流したほうが長期的には利益が大きい」という冷徹な判断に基づいているんだろうけれど。

 それにしても、一日に何十回も繰り返し繰り返し、松下の同じ謝罪CMばかり見せられるのは辟易する。松下って、こんなにたくさんのCMを打っていたのか。

 どうせなら少しでも楽しめるよう、毎回ちがうショートコントをCMにつけてほしいものですな。猛省コント。

 

12月8日(木曜) 夜

 昨日の日記に書いたニセ医者のニュースについて、今回はちょっとまじめに。

 こういう輩が「地元では名医と評判だった」などと報道されると、「だったらニセ医者でも構わないじゃないの」という意見がしばしば登場する。最後までだまされていたら、それでみんな幸せではないかというわけである。

 ぼくだって、「悪い本物医師」と「良いニセ医者」とがいたら、きっと後者のほうを選ぶことだろう。

 しかし、自分にとって「名医」とは何かと考えてみると…

 前半はまだいいとしても、後半の要望は「自分にとって都合のいい名医」であって、「社会にとっての名医」では決してない。

 たとえばぼくが、今のサラリーマン暮らしに嫌気がさして、なるべく楽して生活したい考えたらどうなるか。

  1. 「職場に行く元気がでない」と訴えて病院を受診する。
  2. さらに「眠れない」「死にたくなってきた」と訴えて、睡眠薬や向精神薬を処方してもらう。
  3. その後も「気力が出ず何もできない」と訴えて、うつ病と診断してもらう。
  4. 「リタリンしか効かないんです」と訴えて、リタリンを処方してもらう。
  5. ついでに疼痛も訴えて、モルヒネを処方してもらう。
  6. 働けないので障害者認定を受けて、医療費補助と生活保護費を受け取るれるよう手配してもらう。
  7. ぜいたくはできないけれど、睡眠薬とリタリン、モルヒネでラリラリ暮らしを満喫できるぜ!

 こんな都合のいい診断をしてくれる医者などいないだろうが、ここで要望どおりコトを運んでくれるのが「名医」なのだ。

 で、ラリラリ暮らしのこの状況。

 ぼくも医者も困ってないんだから、別に構わないじゃないかと言われれば確かにその通りである。個人的に麻薬解禁論を支持しているから、クスリにおぼれて身を持ち崩すのも個人の勝手だと心から思っている。

 ただ、問題は、これらの治療費の大半が税金から捻出されているということ。こんなニセ名医&ニセ病人が増加したら、国の医療費がパンクして、本当に治療・援助が必要な病人までもが犠牲になってしまうのだ(実際に現在、うつ病患者への公的援助を締め付けようという政府の動きがある)。

 政府としては「ニセ病人」と「本物の病人」とを正確に見極めたいところだろうが、診断は医者にしか下せないから、ちゃんとした医者の増加を望むしかない。しかしその中に、「患者にとって都合のいいニセ名医」がちょっとでも存在すると、ザルから水が漏れるようにしてニセ病人が発生してしまう。

 …こう考えるとやはり、ニセ名医の氾濫は社会にとって大きな問題といわざるを得ない。

 そして思うのは、ぼくだけを望みどおりに診てくれる、個人的なニセ医者がいたらいいなあということ。自分だけが得をする社会が最もいい社会であるから、「都合のいいニセ名医」は自分用の一人しかいてはならないのだ。

 ニセ名医の横行には断固反対です!! (ただし自分用の1名をのぞく)

 

12月7日(水曜) 深夜

 ニセ医師が逮捕されたニュース

 昨日テレビでも報道していたけれど、この男、医学部を卒業していないどころか、中卒の経歴であるらしい。なのに医師免許を偽造して、ある日突然「自称医師」になったというから驚く。おまけに都立病院に勤務していたとのこと、いやあすごいですねえ。

 何年間もバレなかったのもびっくりだが、地元では「名医」と評判だったらしいから、医者なんて実はそんなもんなのかもしれない。たいした病気じゃない患者なら、痛み止めとかテキトーに出しておけば勝手に治ってしまうんだろう。ややこしそうな病気の患者なら、「念のため大学病院に行ってください」とでも言えば済んでしまう。

 で、どのみち治るんだったら、よく話を聞いてくれる先生のほうが名医のように感じられる。ニセ医師は負い目があるから、患者のしょうもない訴えでも親切に聞いてあげていたのだろう。こう考えると、本当の名医かどうか見分けるなんてシロウトには無理のような気もしてくる。

 ぼくのような門外漢でも、「感冒専門外来」なら名医になれるかもしれない。必要以上にじっくり訴えを聞いて、休養を命ずるだけですが。

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 ところで今回のニセ医師、どうしてニセ者とばれたのかが気になる。

 ひょっとすると、診療の内容ではなく、同僚医師との雑談なんかボロが出てしまったんではないか。

 「ところで先生は慶応のご出身でしたね」
 「ええ、もちろんです」
 「慶応の医学部っていうと、消化器内科の○○教授、大変だったでしょう」
 「大変…でしたね。うん、ものすごく大変でした。自分にも学生にも厳しい先生でしたからねえ…」
 「あれ!? ○○教授って、普段は優しいけど、酔うとセクハラばかりするって噂ですよね?」
 「そ、そうそう! セクハラがね、もう厳しくて厳しくて。参りましたよ」
 「……??」
 「あのセクハラは、自分への厳しさの現われだったんでしょうねえ」

 ニセ医者とばれたときの気まずさは、さぞかし迫力あったことでしょうな。

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 この手のニセ者は、医者以外にもときおりニュースになっている。

 よくあるのがニセ警官であるが、これってどうなんだろうと思う。たいていは罰金横領やわいせつ行為が目的のようだが、巡査の制服姿なんか街を歩いていたら、ほんとに事件に巻き込まれたりしないんだろうか。

 なにしろ、いきなり声をかけられるのだ。

 「巡査さん、ちょうどいいところに! あの万引き犯を捕まえてくださいっ!!」

 なりゆきで仕方なく市民と一緒に犯人を追いかけるニセ警官。なんとか追いついたはいいが、逆上した犯人にポカリと殴られて。

 給料も出ないのに、なにやってんだオレ!? と。

 こういうニセ警官なら、どんどん増えてもいいかなと思います。

 

12月6日(火曜) 深夜

 プレステ2で塊魂ばかりやってます。

 アクションゲームするのなんて元祖ファミコン以来、15年ぶりくらいかもしれない。

 このゲームは基本的に左右のスティックだけで操作するのだが(十字ボタンは使わない)、どうしても左スティックばかり力が入ってしまう。そして気がつけば、左手の親指だけがすりむけている。ヒリヒリして痛い。

 ファミコンの操作(左の十字ボタンでキャラを動かす)が体に染み付いているのだ。15年も経つのに、こんなどうでもいい記憶だけが残っている。日本史も世界史も微分も積分もキレイに忘れ去っているというのに。

 おまけに「技の記憶」がちっともゲームの役に立ってないのが心底情けない。

 あと、キャラの動きに合わせて体がぐるんぐるん動いてしまうのも、恥ずかしいのでなんとかしたいです。

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 そして、本日の掲示。

 「ここはスラム街(貧民街)ではありません」というのもエラソウだけど、貧民街ならゴミ捨て放題という発想もなんというか。

 こういう自分に正直な掲示は嫌いじゃないです。

 

12月5日(月曜) 深夜

 1.牛肉のブロックが安かったので、夕食にサイコロステーキを作りました。

 2.冷蔵庫にモヤシが一袋あまっていたので、付け合せに全部いためました(肉汁でいためると結構美味い)。

 3.モヤシの量が多くなったので、別の小皿に入れたのだけど、それでも入りきりませんでした。

 4.仕方ないので、肉を盛りつけた大皿にもモヤシを付け合せました。

 …というわけで、本日の夕食。

 レストランに行って、こんな盛りつけで出てきたらびっくりしますねえ。 おまけに納豆とキムチ付き。

 こういうのを多国籍料理と言うんでしょうか。違いますか。

 

12月4日(日曜) 深夜

 自転車の路駐について、以前からちょっとした疑問を抱いていた。

 どうしてどれも、揃ったように同じ方向で駐輪されているんだろう?

 そこで今回、地味な実験をしてみました。

後ろ向きに並んでいる列に、ぼくだけ前向きに駐輪してみた。

             ↓

1時間後。みなさん前向きに駐輪するようになりました。

 あまりの従順さに、思わず微笑んでしまいますな。みんな実はなんにも考えてなくて、隣と同じように駐輪してるだけみたいです。

 それがどうしたと言われるとそれまでなんですが。

 

12月3日(土曜) 昼

 昨夜は電動歯ブラシの電池が切れて、途方に暮れておりました。

 数時間後、ブラシを振動させなくても、そのまま普通に手で磨けばいいことに気づいた。

 そういや以前も、テレビのリモコンの電池が切れてパニック状態に陥ったことがあるが、あのときも、テレビ本体のスイッチを使えばいいことに気づいたのはしばらく経ってからのことだった。

 扇風機だって、停電したら手で回せばいいんだ。 ネバー・セイ・ギブアップ!!(このセリフ、一度言ってみたかったのです)

−−−

 座高が長いせいか、カッターシャツの裾がズボンからよくはみ出てくる。

 シャツの裾をはみ出してるような風体で仕事するのもまずいので、近年はパンツ(下着のほう)に直接シャツをたくし込むようにしている。ゴムの弾力があるから多少のことでは裾が出なくなるのだ。

 で、これだら大丈夫だろうと高をくくって仕事しておったわけですが。

 先日、同僚から指摘された。「名倉さん、ズボンからパンツ出てますよ」

 …今まで調子のいいときは、テキパキと仕事をこなしていたつもりだったけれど、ズボンからパンツが出ていたのか。こんな状態のまま、真顔で先方と交渉したりしていたのか。

 もはや刀折れ、矢尽きた。この世は生き地獄じゃ。セイ・ギブアップ!!

 

12月1日(木曜) 深夜

 ウチの職場でも最近、データの管理が厳しく言われるようになってきた。

 社内の情報が漏れたら大変だというので、各部署ごとに施錠が行われ、清掃業者も立ち入りできないようになったんである。

 オフィスは自分たちで掃除しなくてはならない。掃除をサボればてきめんに部屋が汚くなる。でもみんな、他人任せでちっとも掃除しない。

 その当然の帰結として、フロアに縮れ毛がちらほらお目見えするようになった。落ちている場所で誰のモノか分かってしまうので結構恥ずかしい。ふと自分のデスクの下を見てみれば、案の定、それらしき剛毛が何本か落ちていた。うわー。

 でも、こんな毛を拾う姿を見られるほうが恥ずかしいので、向かいに座っている女子社員Aさんのデスク下にこっそり全部移動させておきました。

 「Aさんのジャングル、相当すごいらしいぜ」なんてな噂が広まったらごめんなさい。本当に。やるまえから反省しておりました。

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 さて本日、Go smoking に書かせてもらってるコラムが更新されてます。

 今回のテーマは「水パイプを吸ってみた」。読んで字のごとく、水パイプを吸ってみたレポートです。自宅で一人、ホースをくわえてブクブクしまくっております。

 水パイプ用の葉っぱが入手できず苦戦しましたが、よければご覧くださると嬉しいでーす。

 


 

   2005年 11月のプチ日記 

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